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中国の青山がインドネシアでフェロニッケル生産を削減

中国のトップニッケル生産者である青山(Tsingshan)は、鉱業割り当て承認の遅延による鉱石不足が続く中、インドネシアでのフェロニッケル生産を削減した。

青山は、モロワリとウェダ湾の産業団地で、パートナー企業とともにニッケル銑鉄(NPI)を含む各種のニッケル製品を生産している。鉱石供給不足は鉱業割り当ての承認遅延が主な原因で、これによりインドネシアの製錬所は、世界第2位の生産国であるフィリピンからの原料調達に依存する事態となっている。インドネシアは今年、フィリピンから337万トンのニッケル鉱石を輸入しており、昨年の374,454トンから大幅に増加している。ニッケル生産コストの上昇や、フェロニッケル価格の下落も影響している。

インドネシアのニッケル生産は今年は年率15%の成長が見込まれているが、供給不足は生産ペースを鈍化させている。