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ジャワへの経済集中が続く

ジョコ・ウィドド(ジョコウィ)大統領は経済活動を全国的に均等に拡大するという目標を掲げてきたが、ジャワ島に依存した開発が続いている。
政府の国家戦略プロジェクト(PSN)のデータによると、2016年半ばから74件のプロジェクトがジャワ島で完了し、その総額は610.9兆ルピア(38.92億米ドル)に上る。これに対し、スマトラでは36件のプロジェクトが完了し、総額は348.2兆ルピアにとどまっている。例外はスラウェシで、ニッケルの下流産業への投資により580.17兆ルピアに達しているが、雇用創出は限定的である。

統計庁(BPS)のデータによると、2024年上半期のインドネシアのGDPの57.37%はジャワ島が占めており、ジョコウィ大統領が就任した2014年の57.39%からほとんど変化がない。ジョコウィ政権の地方分散開発計画は、ジャワ偏重の経済構造を変えるには至らなかったと指摘されている。