インドネシア国営企業のインドネシアバッテリーコーポレーション(IBC)は、中国の現代アンペレックス技術有限公司 (CATL)傘下の企業と共同で、12億ドルを投じて西ジャワのカラワンにバッテリー工場を建設することを発表した。
この工場は段階的に年間15GWhの生産能力まで拡大し、国内外の需要に応える計画だ。インドネシアはEVサプライチェーンの構築を進めており、豊富な天然資源、特にニッケルを活用して、2027年までに世界有数のEVバッテリー生産国の一つになることを目指している。さらに、2030年までに年間総生産能力140GWhのEVバッテリーを生産し、世界需要の4〜9%を占めることを目標にしている。IBCのトト社長は、「この合弁事業はニッケルの下流産業を進展させ、インドネシアのEVバッテリー供給チェーンを強化する重要なステップである。」と述べた。