外務省は10月22日、オンラインカジノに関与した疑いで、インドネシア人69人がフィリピン当局に拘束されたと明らかにした。うち2人が容疑者認定され、同国に停め置かれる。拘束された67人のうち、35人はすでにスカルノハッタ空港に到着しており、残りの32人は近日中に強制送還させる見通しだという。
フィリピン政府は、2024年6月、オンラインの賭博ゲームを提供する「フィリピン・オフショア・ゲーム・オペレーター(POGO)」を違法としており、インドネシア政府も、無資格での高収入や就労ビザ不要などを謳った海外での求人募集は犯罪に巻き込まれる可能性が高いとして注意を呼びかけていた。今回拘束されたインドネシア人は電話のオペレーターとして雇われ、約2,100万ルピアの報酬が約束されていたが、実際に支払われた給料は100~200万ルピア程だったという。スカルノハッタ空港警察が、動機や詳しい経緯を調べている。