ロシア中部の都市カザンで開催されたBRICS首脳会議に参加したスギオノ外相は10月25日、インドネシアがBRICSに加盟する意向を明らかにした。すでにロシアのセルゲイ・ラブロフ外相に、書簡を送付したという。
スギオノ外相は、プラボウォ新政権の政策である「食糧とエネルギーの安全保障、貧困撲滅、人材育成」が、BRICSの課題と共通していると評価し、BRICSとグローバルサウス(新興・途上国)諸国の結束を支援すると語った。一方で、「特定の陣営に参加するという意味ではなく、あらゆるフォーラムに積極的に参加する」と付け加えた。
BRICSとは、ブラジル・ロシア・インド・中国・南アフリカの有力新興国の相称で、後にイラン・エジプト・エチオピア・サウジアラビア・アラブ首長国連邦が正式加盟している。