東ヌサトゥンガラ州東フローレス県のレウォトビ・ラキラキ山(標高1,703メートル)が11月4日未明に噴火した。国家災害対策庁(BNPB)によると、火口から半径7キロの範囲で、噴石による家屋の倒壊などで住民10人が死亡。火災の発生や道路寸断で、1万人以上が影響を受けた。またフローレス島の4空港はすべて閉鎖され、マウメレ空港については、噴火活動の影響で約2カ月前から閉鎖を余儀なくされている。
同山は火山活動が活発になっており、噴火警戒レベル3「シアガ(警戒)」から最も高い「アワス(避難準備)」に引き上げられたばかりだった。激しい雨が降った場合、上流の河川で火山泥流が発生する可能性もあり、火山地質災害対策局(PVMBG)は警戒を強めている。