北スラウェシ州保健局は、同州で207人がデング熱を発症し、今月に入って計5人が死亡したと10日に明らかにした。
発症数が最も多い市はマナド市で102人、死者数はマナド市で3人、ビトゥン市で1人、サンギヘ市で1人となった。短期間で死者が相次いだため、スルット・オルリィ・ドンドカムベィ同州知事はデング熱予防と支援に関する通達状を出し、県知事や市長に情報を提供している。
スルット州知事の通達状の内容は、2018年から2019年にかけて同州内でデング熱の発症者が増加の一途を辿っていること、消毒の散布は成虫の蚊にしか効力がないうえ、人間の健康を害するため定期的に行わないこと、また蚊の幼虫を処分することが最も効率の良い予防法だというもので、これらを市民にも伝え、蚊の巣や幼虫の撲滅をしてほしいと強調している。
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