プラボウォ大統領は11月9日、中国の習近平国家主席と会談した。会談後に発表された共同声明によると、両国はリチウム電池や新エネルギー車、太陽光発電、デジタル経済やグリーンエネルギー、観光分野において戦略的協力連携強化に合意した。また、鉱業分野での協力も拡大し、それぞれの資源や生産力を活用していく方針だ。
観光業についてはパンデミック前の水準まで回復・超過することを目指し、両国はマルチエントリの長期ビザの導入や、需要に応じた直行便の増設なども進める予定だ。今回のプラボウォ大統領の訪中中に、住宅分野での協力や、インドネシア産ココナッツの中国への輸出に関する複数の協定も締結された。
大統領就任後、プラボウォ氏の外遊は初めてで、中国との戦略的関係を重視していることがうかがえる。