国営兵器メーカーPTピンダッドは、大統領指示に基づき、国産車「マウング・ガルーダ」の製造を開始した。新たに政府高官用車両として使用される予定で、まず閣僚から導入され、徐々に地方自治体の首長や他の公務員にも拡大される予定だ。
マウング・ガルーダは大統領就任式でプラボウォ大統領が乗車したことで注目を集めた。現在、インドネシアの多くの高官は日本やヨーロッパの車両を使用しているが、プラボウォ大統領は国産車への切り替えを推進し、輸入車への依存を減らし、国内自動車産業の発展を目指している。ピンダッドのマウングは部品の約70%を国内で調達しており、シャーシやエンジン、フレームのベース部分など一部の部品は韓国のKG Mobilityや、ドイツのメルセデス・ベンツなどの外国企業から調達している。
政府はマウング・ガルーダ1万台を調達し、プラボウォ政権の最初の100日以内に閣僚や上級公務員向けに5,000台の製造を目標としている。