北スマトラ州デリ・セルダン県など4県の丘陵地域で11月23日、豪雨に伴う鉄砲水と地滑りが発生した。国家災害対策庁(BNPB)によると、25日時点で16人が死亡、38人が負傷、子どもを含む7人が行方不明となっている。
行方不明者は、渓流の観光地として知られるカロ県で5人と最も多く、当局が救助と捜索活動を続けている。被害があったのは、同州デリ・セルダン県、カロ県、パダン・ラワス県、南タパヌリ県。
デリ・セルダン県では、今年4度目の鉄砲水の発生となった。家屋や農場などにも被害が出ており、BNPBは被害状況の全容把握を急いでいる。