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死刑判決の比女性を本国送還 

ユスリル・イザ・マヘンドラ法務・人権相は11月20日、プラボウォ大統領が、薬物密輸の罪でジョグジャカルタ特別州スマラン地裁から死刑判決を受けたフィリピン国籍のメアリー・ジェーン被告(39)の本国送還を認めたと明らかにした。移送は12月を予定している。

メアリー被告は、2010年にスーツケースにヘロイン2.6キロを持ち込もうとして逮捕、起訴されたが、公判中も一貫して「国際的な麻薬組織に利用された。自分は何も知らなかった」と無罪を訴えていた。被告の家族によると、被告はだまされて海外での家事労働者として登録し、リクルーターから預かった荷物を持って渡航したところ、麻薬が隠されていた」と主張していた。

事態が進展を見せたのは、2015年に同被告をリクルートした女が人身売買の罪で逮捕されたことだった。フィリピン政府は、死刑執行停止を求め、インドネシア政府に被告の引き渡しを要求していた。