プラボウォ・スビアント大統領は11月29日、無償給食プログラムで1食当たりの予算を1万5000ルピアから1万ルピアに縮小すると発表した。無償給食プログラムは、私立や公立を問わず、幼稚園から高校までのすべての生徒、妊婦や乳幼児にも栄養のある食事を無料で提供する仕組みで、2025年1月2日から段階的に開始する。
縮小の理由についてプラボウォ大統領は、「予算的に不可能な状況にあり、減額しても、十分な栄養と品質の高い給食が提供できる」と説明した。また国家栄養庁のダダン・ヒンダヤナ長官は、「今後は、各地域の物価水準に応じて柔軟に対応する。食糧価格の高い地域を支援するために、食糧価格が低い地域の余剰金を充てる」と付け加えた。