西カリマンタン州ケタパン県で12月5日、女性2人がパーム油農園で農作業をしていたところ大型のワニに襲われ、そのうち1人が死亡した。ワニは2人を追い回した後、一人の女性の左手にかみつき、女性を溝の中に引きずり込んだ。もう一人の女性がかまれた女性を引っ張って助けようとしたが助けられず、近くの警察に駆け込み助けを求めたという。警察が現場を90分ほど捜索したところ、女性の遺体を握ったままのワニを発見した。ワニは捜索隊が近づいたところ遺体を離したという。
インドネシアでは複数の種類のワニがこれまでもたびたび人を襲って死亡させている。今年8月にはマルク州で54歳の女性が川で水浴びをしていた際にワニに襲われ死亡している。2018年にはパプア州で男性一人がワニに殺された復讐として憤った群衆が300匹近くのワニを殺害する事件も発生している。