パラグアイで12月4日に開催された第19回ユネスコの政府間委員会にて、伝統衣装「クバヤ」の無形文化遺産への登録が決まった。インドネシアの15件目の無形文化遺産となる。クバヤの無形文化遺産への登録申請は、インドネシア、ブルネイ、シンガポール、マレーシア、タイの5カ国が共同で行った。
ファドリ・ゾン文化大臣は「クバヤの共同申請は、東南アジア諸国が互いに協力・団結し、文化遺産の保護に取り組む姿勢の表れです。クバヤは単なる伝統衣装ではなく、東南アジア文化のアイデンティティの象徴であり、民族、宗教、国家の境界を越えた統一の要素でもあります。ユネスコによるクバヤの認定が、無形文化遺産の保護の重要性に対する世界的な認識を高めることを願っています」と強調した。大臣はさらに今回の認定が、福祉の向上、包摂的な経済発展、貧困問題削減といった持続可能な開発目標の達成に寄与することを期待すると述べた。
ユネスコの無形文化遺産は、土地の歴史や生活風習などと密接に関わる芸能や伝統工芸技術などの形のない文化の多様性と重要性を認識し、相互に尊重する機運を高めることを目的に実施されている登録制度。3日には、東ジャワ州ポノロゴ県発祥の仮面舞踊「レオッグ・ポノロゴ」がインドネシアの14件目の無形文化遺産として認定された。