大人になっても、子どもの頃に食べていた懐かしいお菓子の味がふと恋しくなることがある。「DAVOS」のペパーミントキャンディーは、90年代生まれの人たちにとって懐かしいお菓子のひとつ。1931年にインドネシアで最初に製造されたメントール系キャンディーは、今も変わらず多くの人に愛されている。この世代の方のなかには、プレスされたチョコレートパウダーが紙の筒に詰まった、タバコ型のチョコに思い入れのある方も多いのではないだろうか。「YOSAN」のチューインガムの存在も忘れてはならない。キャラクターのシールなどのおまけが付いていることもあり、このガムは現在でも人気がある。包み紙を集めて友人と競った覚えのある方もいるはず。
リヤカーの屋台で売られていたアイスキャンディーも懐かしい。インゲン豆、小豆、ドリアン、アボカドなどさまざまな味があり、価格はRp. 5,000程度。現在でもときどき見かけることができる。2000年代には、柔らかい食感とピンク、イエロー、ブルーのカラフルな3つの層が特徴的なエス・ガブスが一世を風靡した。アイスといえばインドネシアには、カートを揺らしてアイスを作ることからその名がついたエス・ゴヤンもある。現在の相場は1本Rp. 3,000~5,000。時の流れとともに価格は変わっても、その味は今も変わらない。