政府は2025年1月からハイブリッド車(HV)に対し、ぜいたく品とみなされる物品に係る奢侈(しゃし)品販売税のうちの3%を政府が負担する税制優遇措置の適用を開始した。この優遇措置にかかる予算は概算で8,400億ルピア。
アグス産業大臣は、低排出ガス車に関する産業大臣規則におけるHV車メーカーが優遇措置を受けるための要件である国内調達率(TKDN)を政府が調整したと述べた。
政府はバッテリー式電気自動車(BEV)に係る付加価値税についても政府が一部負担する優遇措置を設けた。輸入部品を国内で組み立てるノックダウン生産の車(CKD)は10%、完成した状態の輸入車(CBU)は15%が優遇され、CBUは輸入関税も免除される。このBEVへの優遇措置にかかる概算予算は2.52兆ルピア。大臣は、この優遇措置は自動車の売上低迷が中所得世帯の購買力低下によるという世論に政府が対応したものだと強調した。