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活動家拉致の軍人 国家サイバー庁長官に起用

インドネシア国軍は12月6日、サイバーセキュリティーを担当する大統領直属機関「国家サイバー庁(BSSN)」の新長官に、陸軍のヌグロホ・スリスティヨ・ブディ中将(57)が起用されたと通達で明らかにした。

ヌグロホ中将は、陸軍特殊部隊出身のプラボウォ・スビアント大統領に近い高級将校のひとりで、プラボウォ大統領の国防相時代、政務専門官に指名されている。2024年11月、中将に昇格して国家情報局(BNI)の主査に任命されたが、そのわずか2週間後、国家サイバー庁の新長官に起用された。

1988年にジャカルタで暴動が発生した際に人権活動家らを拉致・誘拐した首謀者とされる「薔薇チーム(Tim Mawar)」のメンバーであった経歴があり、一部の識者からは人権軽視を危惧する懸念の声があがっている。