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インドネシア中銀 政策金利据え置きも利下げ示唆か

インドネシアの中央銀行、インドネシア銀行(BI)は12月17~18日に行われた金融政策決定会合で、同行のベンチマークとなる政策金利(BIレート)を3会合連続で6%に据え置く決定を行った。18日にペリー・ワルジヨ総裁が会見を行った。預金金利5.25%、貸付金利6.75%も据え置きとなった。

ペリー総裁は、今回の決定は2024~2025年度のインフレ率を2.5±1%という目標内で確実に抑制し、持続可能な経済成長を支援するという金融政策の方向性と一致していると述べた。一方で、金融政策の焦点は、米国の政策の方向性や地政学的な緊張の高まりによる世界経済の不確実性の増大の影響からルピア為替相場の安定を強化することに向けられていると述べ、先々の利下げも示唆した。

エコノミストの間では、対米ドル1万6,000ルピアを割り込めば利下げするのではとの観測が高まっている。