「ジャカルタ歴史博物館」(通称:ファタヒラ博物館)は、ジャカルタ西部のタマン・サリ地区、ファタヒラ広場にある博物館。オランダ領東インド時代には市庁舎として使用された建物で、バタヴィアの行政中心地であった。
同博物館には、家具、武器、絵画、衣服など、先史時代から近代までのさまざまな歴史的遺物が収蔵されている。碑文のレプリカや、現在もなお研究が進められているファタヒラ砦などの歴史的建築物の模型も展示されており、オランダ共和国東インド会社(VOC)の歴史も1602年の設立から崩壊に至るまで、事細かに学ぶことができる。地下から上階まで館内を一通り探索したら、地下牢を見学してみよう。アチェ戦争におけるアチェ・ゲリラ指導者の一人Cut Nyak Dienや、オランダ共和国東インド会社に対する幾度かの反乱を率いたUntung Suropatiといったインドネシアの英雄たちが収容されていたことが知られている。
入場料金は、平日は大人1万Rp、子どもから大学生までは5,000Rp。週末は大人、子ども、学生、一律1万5,000Rp。外国人観光客向けの入場料金は、5万Rp〜となっている。毎週月曜は休館日なのでご注意を。それ以外の日は、午前9時から午後3時まで開館している。