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スメル山ハイキングコースのハイライト、ラヌクンボロ湖の魅力

(c) detik.com

多数ある東ジャワの湖のなかで最も美しく有名な湖、ラヌクンボロ湖。ジャワ島最高峰のスメル山の麓にあるこの湖は、古くから多くの登山者に愛されてきた。

ラヌクンボロ湖は東ジャワ州のマラン、パスルアン、ルマジャン、プロボリンゴの4つの地区にまたがる、面積約5万276haのブロモ・テンゲール・スメル国立公園内にある4つの湖のうちのひとつ。海抜約2,400m、登山ルートの中心地に位置することもあり、スメル山を訪れる登山者に人気のキャンプサイトとしても名高い。松林に覆われた谷と丘に囲まれていて、昼には美しいパノラマの景色を、夜には満天の星が輝く星空を見せて、登山者の目を楽しませてくれる。印象的な青緑色が特徴のラヌクンボロ湖は淡水湖で、かつては湖水をそのまま飲用水として利用する登山者もいたというが、現在では汚染も進んでおり、浄化せずに原水を飲むことは避けた方が良い。

ラヌクンボロ湖にはいくつかの言い伝えがある。ひとつは湖に現れるラヌクンボロ湖を守る女神の話。黄色いケバヤを着ている女神が満月の真夜中に姿を現すそうで、湖の中心に濃い霧が渦巻いていたら、それは守護女神の姿であるといわれている。また湖の近くの「愛の丘」には「相手を想いながら振り返らずに頂上に到達できれば恋がかなう」という言い伝えがあるそうだ。