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インドネシア・シャリア銀行が金地金のATM機の開発、設置を進める

(c) idntimes.com

金地金(インゴッド)銀行サービスの運営許可を取得済の国内唯一の銀行、インドネシア・シャリア(BSI)銀行が、世界初となる金地金の取引専用ATM「BSIゴールドATM」の設置計画を進めている。

インドネシア・シャリア銀行は現在、アプリ「BYOND」を通じデジタルゴールドの売買サービスを提供している。「BSIゴールドATM」は「BYOND」で購入したゴールドを引き出すことができるシステムとなる予定だが、「BYOND」のデジタルゴールドの残高との統合と金の製造を可能にするATM機は現在開発中とのこと。実現すれば顧客はATMからSNI基準を満たした純度99.99%以上のBSIロゴ入りの金地金を1グラム単位で量を指定し引き出すことが可能になる。

同行の営業・流通担当ディレクターのアントン・スカルナ氏は「インドネシアに金のエコシステムを構築するためのBSIの取り組みのひとつであるこのサービスは、シャリア経済エコシステムの最適化を通じて、社会、産業、そして国家経済成長に利益をもたらす可能性を秘めています」と述べた。金地金のATMと「BYOND」のデジタル金残高と統合し、将来的には、ロンドン貴金属市場協会 (LBMA) の認証も取得し、世界的に受け入れられるサービスを提供することを目指している。