インドネシアとサウジアラビアは、ニッケルやボーキサイト、マンガンなどの重要鉱物の開発に関する協力で合意し、覚書(MoU)を締結した。
これはサウジアラビアが石油依存から脱却して鉱業分野へと経済の幅を広げる「ビジョン2030」の一環であり、今後は両国で小規模なチームを編成して、より具体的な協力内容を詰めるとしている。
インドネシア政府は民間企業や国営企業もこのプロジェクトに参画できるとしており、一方でサウジ側はインドネシアが鉱物資源開発において長年の経験を有することから、人材育成や技術の共有にも関心を示している。
合意内容には鉱物製品の貿易強化や投資協力、サプライチェーンの強化も含まれており、両国の関係強化が期待されている。