バリ島で5月2日、現地時間午後4時頃から大規模な停電が発生し、島内の広範囲に影響が及んだ。空港では自家発電装置を用いて離着陸機への影響を最小限に留めたが、出発便に多少の遅れが生じた。ソーシャルメディアに投稿された画像によると、信号機の消灯により島内の各地で交通渋滞が発生し、空港のチェックインカウンターでは長蛇の列ができた。停電は発生から数時間後に段階的に復旧した。国営電力会社PLNはバリ州政府庁舎、病院、空港、ホテルなどの主要なインフラで優先的に電力の回復を行った。
停電発生の原因については、ジャワ島とバリ島をつなぐ送電用海底ケーブルに障害が発生したためと見られる。バリ島の統計局によるとバリ島には昨年630万人の外国人観光客が訪れている。