インドネシア政府は2025年5月からメッカ巡礼(ハッジ)に出発する旅客向けに、スカルノハッタ国際空港(バンテン州タンゲラン)に専用のターミナル(2F)を開設した。
プラボウォ・スビアント大統領は5月4日、同空港で行われた開設記念式典に出席した。同式典には、関係閣僚のほか、駐インドネシア共和国サウジアラビア大使も立ち会った。イスラム教徒がサウジアラビアにある聖地メッカを訪れるハッジに参加する巡礼者の数は年間200万人に達しており、プラボウォ大統領は、インドネシアは最大の派遣国のひとつだとコメントした。また、関係閣僚に対しメッカ巡礼の費用負担軽減措置を求め、より多くの国民がハッジに参加できるようにすべきとの意思を明らかにした。「巡礼希望者たちが長年貯金をして、巡礼がかなう日を待ちわびていることを理解している」と述べた。