退役軍人フォーラムが4月に表明した政策提言に現在副大統領を務めるギブラン・ラカブミン・ラカ氏の罷免が含まれていたことについて、ギブラン副大統領の父親であるジョコ・ウィドド(通称ジョコウィ)前大統領は5月5日、中部ジャワ州ソロ市にある自宅前で記者団の取材に応じた。
ジョコウィ大統領は、同団体による罷免要求は「ひとつの願望や提案」と述べ、民主主義の国においては(そのような願望が出るのは)普通のことであるとの見解を示した。一方で、プラボウォ・スビアント大統領とギブラン副大統領が2024年の大統領選挙を勝利し、国民から信任を得て現職に就任していることは誰の目にも明らかな事実だと強調した。また、正式な弾劾手続きは非常に長いプロセスになるという点にも言及し、国民協議会(MPR)を経て憲法裁判所(MK)へ、そしてまたMPRで審議するという憲法制定に等しいプロセスになると述べた。さらにその必要があるのは、国家の指導者が汚職や不正行為に関与している場合に限られると付け加えた。