インドネシアのプラボウォ大統領は6月17日、アチェ州と北スマトラ州の間で領有権争いが続いていた4島(パンジャン島、リパン島、マンキル・ケチル島、マンキル・ベサル島)について、アチェ州への編入を決定した。
大統領府報道官プラセティヨ・ハディ氏によると、大統領はロシア訪問中のビデオ会議で閣僚らと協議の上、政府保有文書に基づき決定を下したという。アチェ州知事と北スマトラ州知事、内務大臣、国家事務大臣らが参加した会議では、内閣府、内務省、アチェ州政府が保有する文書が根拠とされた。
この決定により、長年続いてきた住民間の紛糾に終止符が打たれると期待されている。なお、以前内務省はこれらの島々を北スマトラ州に編入すると決定していたが、アチェ州政府がこれを拒否していた。