ジャカルタ首都圏の通勤列車KRLコミューターラインの駅は、白で統一されているイメージがあるが、Manggarai/Jakarta Kota間は駅ごとに異なる色が使われている。
Cikini駅は壁、柱、床などにシックな茶色が使用されている。2種類の茶色を組み合わせた床の模様は、温かみのあるヴィンテージ感を演出している。隣のGondangdia駅は対照的に鮮やかな黄色が印象に残る。駅名標は黄色い花に囲まれていて、植木鉢などにも黄色い柄が施されている。ブルーを基調にしたJuanda駅はクールな雰囲気。駅構内の壁にはブルー系の3つのトーンのタイルが使われていてモダンでありながらも落ち着いた印象がある。Sawah Besar駅は、床のタイルは他の駅と似ているが、淡い紫と茶色の壁、淡いピンク色の柱がアクセントになっていて、全体的に柔らかく可愛らしい感じ。対してMangga Besar駅は、鮮やかなオレンジ色で力強い印象がある。赤やピンクに包まれたJayakarta駅は、活気に満ち溢れている。大きな珊瑚色のタイルで覆われた壁、栗色の支柱、色褪せたピンク色の屋根、駅の端に植えられたピンク色の花は同駅のシンボルになっている。
運営会社はデザインコンセプトや色の理由については公式には説明していない。