ジャカルタ地裁商業犯罪裁判所は、2015~16年の貿易省における砂糖輸入不正事件の判決で、被告トーマス・トリカシ・レンボン(通称トム・レンボン)氏に懲役4年6カ月、罰金7億5000万ルピア(または懲役6カ月)の判決を言い渡した。
裁判所は、国への損害額を1947億2000万ルピアと認定。これは、国営企業PPI(インドネシア貿易会社)が砂糖輸入で得るはずだった利益に相当すると判断した。検察側は、関税・輸入税の未納分を含め、損害額を5781億ルピアと主張していたが、裁判所は、その算定根拠が不明確として採用しなかった。レボンブ氏は、汚職罪に問われ有罪となった。判決は検察の求刑(懲役7年)より軽いものとなった。