インドネシア中央銀行(BI)は、2025年6月の貿易収支が41億米ドルの黒字を記録したと発表した。これは5月の43億米ドルに続くもので、対外経済の安定強化に寄与するとBIは評価する。BI広報部のラムダン・デニー・プラコソ氏は、政府や関係機関との政策協調を強化し、持続可能な経済成長を支援していくと述べた。
黒字は非資源貿易の堅調な輸出(223億3000万米ドル)に支えられた。特に、植物性・動物性油脂や化学製品などの輸出が好調だった。主要輸出先は中国、米国、インドであった。一方、原油貿易赤字は、輸入減少が輸出減少を上回ったことで11億1000万米ドルに縮小した。