Otoritas Jasa Keuangan(OJK)のマヘンドラ・シレガル委員長は、インドネシア証券取引所(BEI)で開催された資本市場48周年記念式典で、資本市場発展のための3本柱を発表した。
第1は供給強化で、中小企業やデジタルスタートアップの株式上場促進、グリーンボンドやワキフ・スックなどの革新的金融商品の開発を推進する。第2は需要強化で、国内個人投資家の基盤拡大、金融リテラシー向上、機関投資家の参加拡大を目指す。そして第3は市場インフラと参加者の強化で、デジタル変革、統合監視システムの改善、機関能力の向上に取り組む。シレガル委員長は、持続可能性も重視し、環境・社会・ガバナンス(ESG)原則の徹底を継続すると述べた。
インドネシアのカーボントレード市場の取引高は、8月8日時点で779.5億ルピアに達し、今後さらなる成長が見込まれる。OJKは、規制強化、市場関係者の能力向上、ESGの適用促進を通じて、より包括的で持続可能な資本市場の構築を目指す。