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英尼、環境協力強化 3プログラム始動

インドネシアと英国は気候変動対策と自然保護の分野で協力を強化する。英大使館は31日、3つの新プログラムの始動を発表した。

KIBAR(持続可能な景観投資パートナーシップ)は国立公園の持続可能な資金調達枠組みを構築し、地域経済と生物多様性保全の両立を目指す。

NTSP(自然移行支援プログラム)はワヤカンバス国立公園の経済的価値を評価、観光や炭素貯蔵などへの貢献を測る。COAST(気候・海洋適応持続可能な移行)は英国のブルー・プラネット基金の支援で、持続可能な水産養殖や沿岸コミュニティのレジリエンス向上を図る方針である。

英国開発担当大臣顧問のアマンダ氏は、チャールズ国王とプラボウォ大統領が自然保護に強いコミットメントを持つと指摘。KIBARプログラムを通じた地域社会の経済的利益と生物多様性保護の相乗効果に期待を表明した。両国は今年後半、プラボウォ大統領とスターマー首相が署名する戦略的パートナーシップで、気候と自然を主要な柱とする見通しである。