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ジャカルタ商業施設で賃料急騰 州政府に介入求める

ジャカルタ市内の商業施設で賃料が急騰し、中小零細企業(UMKM)が経営危機に瀕している。DKIジャカルタ州議会B委員会のウィジョジョ委員は、この問題が広範な経済問題につながると警鐘を鳴らし、州政府に対しUMKM支援と透明性確保へ介入を強く要求した。賃料値上げを巡っては、施設運営者、協同組合、出店者の間で情報が錯綜しているという。

これに対しプラモノDKIジャカルタ州知事は、移転希望者には2カ月間の賃料免除を提供すると発表した。知事は移転先での環境改善も約束した。しかし、UMKM経営者のアンドレ氏が賃料が突然1500万ルピアも上がったとSNSで窮状を訴えるなど、出店者の困窮は深刻だ。ウィジョジョ氏は、同様の事態再発防止のため、現行政策の包括的な見直しが必要だと指摘した。