インドネシア国営石油会社プルタミナは、傘下の航空会社ペリタ航空と国営ガルーダ・インドネシア航空の統合に向けた初期段階の協議に入った。石油・ガスおよび再生可能エネルギー分野のコア事業に経営資源を集中させるのが狙いだ。
プルタミナのサイモン・アロイシウス・マンティリ社長は9月12日、インドネシア国会第6委員会での公聴会でこの方針を表明。コア事業以外の事業について、スピンオフや同業他社との連携・統合を推進する意向を示した。保険、医療サービス、ホスピタリティ事業なども同様に再編対象となる。
サイモン社長は、世界的な石油需要の減少と新規精製所の増加により、精製事業の利益率が低下している現状を説明。グループ全体の効率化が不可欠との認識を示した。