インドネシア国防省と国軍は2026年の国防予算として187兆1000億ルピアの計上を国会から承認された。アグス・スビヤント国軍司令官は、高性能兵器の導入には巨額の費用が必要であるとの認識を示した。
同司令官は9月21日、ジャカルタで記者団に対し、「最先端兵器は非常に高価だ」と述べた。この予算は国家主権の維持と国民の安全確保を可能にし、国内外の投資誘致にも繋がると強調。パキスタンなど他国もより大きな国防予算を計上していると指摘した。
シャフリ・シャムソエディン国防相は9月16日、国会第1委員会で承認された予算は、兵士の給与、主要兵器システム(アルツィスタ)の近代化、国家主権に関わる防衛部門の強化に充てると説明した。国防相は予算の最大限活用を強調し、各軍参謀長に効果的な利用を指示した。