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カナダとのICA-CEPA署名、経済連携強化へ

インドネシアとカナダは9月24日、カナダの首都オタワで包括的経済連携協定(ICA-CEPA)に署名した。プラボウォ・スビアント大統領とマーク・カーニー首相が立ち会う中、両国の貿易相が調印し、二国間関係の新たな節目を刻んだ。

協定はインドネシアのブディ・プルワント貿易相とカナダのマニンダー・シドゥ貿易相が署名した。ICA-CEPAにより、カナダはインドネシア製品に対する輸入関税の90.5%を撤廃する一方、インドネシアは85.8%の関税品目を自由化する。これにより、両国間の法的確実性が高まり、市場アクセスが拡大する見通しだ。

プラボウォ大統領は署名を「歴史的な瞬間であり、重要な節目」と評価した。カーニー首相も協定を「ゲームチェンジャー」と位置付け、カナダの対インドネシア輸出の95%が競争力を高めると述べた。

両首脳は同日、防衛協力に関する覚書(MoU)の署名にも立ち会った。覚書は合同演習「スーパー・ガルーダ・シールド(SGS)」へのカナダ軍の参加や、定期的な防衛対話、両国の軍事産業強化などを盛り込んだ。