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ガルーダ、23.6兆ルピア増資で機体修理に注力

インドネシア国営航空会社ガルーダ・インドネシア航空は、PTダナンタラ・アセット・マネジメントから23兆6700億ルピアの増資を受け、航空機の修理を最優先する方針だ。

グレンニー・カイルパン社長は記者会見で、当初計画の4機導入を、手付金支払い済みの1機を除き延期すると発表。「修理を優先しなければ維持費がかかり続ける」と理由を述べた。この資金注入は、ガルーダが今後2年間で業績を回復させ、創業時の健全な状態を取り戻す機会となるとの見通しを示す。

増資資金のうち、約37%にあたる8兆7000億ルピアは航空機の保守・整備を含む運転資金に充てられる。残り約63%の14兆9000億ルピアは子会社シティリンクの運営支援に振り向けられ、運転資金と過去の燃料購入債務返済に充当される。今回の資金注入額は当初計画から下方修正され、機材拡張への資金充当はなくなった。