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26年経済成長5.4%超へ マクロ安定と投資が牽引

インドネシア政府は2026年の経済成長率が5.4%を上回るとの見通しを表明した。アイルランガ経済調整大臣は、マクロ経済の安定とグローバル圧力の減少が背景にあると説明する。

アイルランガ大臣は11月29日、ジャカルタで開催された「2025年インドネシア外交政策会議」で、国内経済は過去7年間5%成長を維持し、世界的な不確実性や危機を乗り越えたと強調。2025年のグローバルな課題は管理下にあり、2026年の経済見通しは楽観的であるとの認識を示す。

消費者信頼感の改善、製造業PMIの拡張水準維持、金融市場の強化がマクロ経済の安定を裏付ける。為替レートとインフレは安全圏にあり、今年の投資実績は1,400兆ルピア超、年末目標は1,900兆ルピアに達する見込みである。

政府は経済外交として米国との関税合意推進、CPTPP加盟加速、BRICS+参加拡大、OECD完全加盟への取り組みを進める。国内では規制緩和や許認可の簡素化など構造改革を加速させ、デジタル変革やグリーンエネルギー開発にも注力する。