プルバヤ・ユディ・サデワ財務大臣は12月15日、2025年度の国家予算収支(APBN)における財政赤字が、歳入の目標未達が見込まれる中でも、国内総生産(GDP)比3%以下に抑えられるとの見通しを示した。同大臣はジャカルタの大統領宮殿で記者団に対し、「法律に違反することなく、3%未満に管理する」と明言した。
2025年度の歳入目標は当初の3005.1兆ルピアから2865.5兆ルピアへと下方修正された。これに伴い、財政赤字の予測値もGDP比2.53%から2.78%に修正されている。しかし、10月末時点の歳入実績は修正目標の73.7%にあたる約2113.3兆ルピアで、赤字はGDP比2.02%にとどまった。
プルバヤ大臣は、歳入不足の最終的な規模は未確定としつつも、政府が赤字を制御するため多様な戦略を実行していると強調。年末まで歳入改善に努めるほか、各省庁からの未執行予算の返還も赤字抑制に寄与すると説明した。



















