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伝統と未来が交差する村:スンダの先住民が教える真のサステナビリティ

(c) masterplandesa.com

西ジャワ州のスカブミに広がる Taman Nasional Gunung Halimun Salak(タマン・ナシオナル・グヌン・ハリムン・サラク)に位置するカンプン・アダット・チプタゲラルは、自然と伝統が完璧に調和したスンダの伝統村落である。指導者アバ・ウギのもと、3万人以上の村人が独自の知恵を守り暮らしている。

特筆すべきは「ルィット」と呼ばれる米蔵を用いた驚異的な食糧安全保障。毎年の収穫の10%を備蓄し、村全体で最大5年分の食糧を確保できるだけでなく、この保存技術は最長30年も持続するというから驚きだ。
また、2023年までに646回も開催されてきた収穫祭セレン・タウンでは、神聖な蔵ルィット・シ・ジマットに米が納められ、自然への深い感謝が捧げられる。

彼らはただ伝統に固執するわけではなく、水力発電タービンを導入して村の80%の電力を自給自足する一方で、近代的な電子機器の使用は厳しく制限している。年間5千人以上の観光客を魅了するこの村は、文化を犠牲にすることなく、テクノロジーと自然が共存できる未来の姿を我々に示している。

もうひとネタ!
村の伝統家屋は竹と木材を用いた風通しの良い構造で、エアコンがなくとも涼しく過ごせる究極のエコ建築。最先端のサステナビリティの答えが、深い森の伝統のなかにあるとは痛快である。