カリマンタンには、現在でも地元住民に愛食されている過激な食材がいくつも存在する。
まず、カリマンタン・トゥンガの一部地域では、コウモリを素揚げにしたりココナッツミルクで煮込んだりして食べる文化がある。肉は弾力性に富み、特有の強い香りを放つのが特徴である。また、カリマンタン・バラットやカリマンタン・ティムールで人気を集めているのがサゴ虫である。生食はもちろん、直火焼きや素揚げでも調理され、その味わいは香ばしく少しクリーミーだと言われている。
フルーツを用いた珍味も存在する。スマトラでもポピュラーだが、カリマンタン・バラットではドリアンを発酵させたテンポヤクが魚料理の付け合わせとして親しまれており、強烈な酸味が特徴である。
ジビエ料理も実に多様である。入手困難で極めてエキストリームとされるマメジカの肉を奥地のコミュニティにおいてカレーやローストとして食べられている。また、カリマンタン・バラットの一部地域では森のネズミが貴重なタンパク源とみなされており、下処理後にシンプルな味付けで焼かれる。
もうひとネタ!
最も強烈な一品としては、カリマンタン・トゥンガのダヤク族が作るバンガマットが挙げられる。これはコウモリの肉を真っ黒になるまで特製スパイスで煮込んだもので、かなり鋭い香りを放つ一品だ。


















