プルバヤ財務相は5月26日、粗パーム油の輸出において、輸出価格を不当に低く申告する「アンダー・インボイシング」に関与した疑いがある大手輸出業者2社の存在を明らかにした。
財務省は、米国など主要な輸出先のデータと照合し、現地での輸入価格がインドネシア側の報告額を大幅に上回っている実態を把握した。不正の手口は、シンガポールの商社を経由した取引を装うものだ。書類上はシンガポール向けとして安価な取引を記録するが、貨物自体は直接最終目的地へ輸送されていた。プルバヤ氏は、これが移転価格操作にも該当すると指摘している。政府が最大手10社を無作為に抽出して調査したところ、全社で同様の手法が確認されたという。
現在、財務省は金融開発監督庁や検察庁と連携し、詳細な捜査を進めている。現段階の限定的なサンプル調査に基づくだけでも、損失額は8,400万米ドル(約130億2000万円)に達すると推定されている。調査対象が全取引に拡大すれば、実際の損失規模はさらに膨らむ見通しだ。
















