国民健康保険制度を運営するBPJSケセハタンは、医療機関などによる不正請求の手口が巧妙化し、検知が困難になっているとの見解を示した。架空の医療サービス提供や、医薬品・医療機器の過剰な使用、請求データの使い回しなど、手口の多様化が進んでいる。
プルデンシャル・インドネシアが開催したセミナーにおいて、BPJSケセハタンのベティ理事は、不正行為が基金の持続可能性を脅かしていると指摘した。放置すれば国民の医療費負担が増大し、サービス品質に影響を及ぼす可能性がある。同機関は、リスク管理の強化やデータ解析に基づく検知システムの導入により、早期発見に努める方針だ。提携先のプルデンシャル・インドネシアのヴィカス副社長は「不正は金融損失だけでなく、医療・保険業界への信頼を損なう」と危機感をあらわにした。また、インドネシア医学規律名誉評議会のプラセティヨ会長は、不正の根底にある個人の倫理観を問題視し、臨床的必要性に基づいた適切な医療提供の徹底を強調した。
















