バリルエネルギー・鉱物資源相は6月26日、マルク州のアバディ・マセラガス田の開発事業について、2027年に建設を開始する目標を明らかにした。数十年にわたり停滞していた同事業は、政府の「国家戦略プロジェクト(PSN)」に指定されており、2029年から2030年の生産開始を目指す。
バリル氏は、インドネシア最大級のガス資産であるマセラ鉱区について、投資障壁を排除し、開発を加速させると強調した。同氏は2026年3月のプラボウォ大統領の訪日に同行した際、エネルギー移行への投資促進とマセラ事業の早期完了について直接指示を受けていた。これを受け、バリル氏は、東京に本社を置く大手石油開発企業インペックス(INPEX)の上田最高経営責任者(CEO)と会談し、開発加速に向けた協議を行った。総事業費は約200億米ドル(約3兆円)に達する見通しだ。政府は本プロジェクトを通じて、国家エネルギー安全保障の強化を図る考えだ。
















