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碑文が語る美食の歴史。今も愛されるジャワ・ティムールの古代グルメ

インドネシアの豊かな食文化には、数百から千年以上も前に遡る古い歴史を持つ料理が存在する。今回は5つの最古の料理を紹介する。

1. ウラップ
茹で野菜にスパイスを効かせたココナッツを和えたこの料理は、929年のリンガスタン碑文に記録されている。ムラピ山の噴火によりジャワ・トゥンガからジャワ・ティムールへと遷都したメダン王国の時代から親しまれていた。

2. デンデン
現在はミナン料理として広く知られているが、実は901年のタジ碑文に既に登場している。スパイスで味付けし乾燥させたこの牛肉料理は、ポノロゴ周辺などでも独自の発展を遂げている。

3. ララパン
新鮮な生野菜の付け合わせであるララパンも、930年のジェル・ジェル碑文に記録が残るメダン王国由来の食文化である。

4. ジャダー、ワジック
塩気のあるジャダーと甘いワジックは、ンプ・シワムルティによるナワ・スチに記されており、ジャワ・ティムールを中心としたマジャパヒト時代から存在していた。

5. ペチェル
9世紀の古代マタラムの王の時代に書かれたカカウィン・ラマヤナや、943年にクディリで記されたシマン碑文などに明確に記されている歴史深い料理である。

もうひとネタ!
デンデンはスマトラ島のミナン料理のイメージが強いが、実は10世紀のジャワの碑文に記録があるのは驚きである。