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国営BTN、SMBCインドネシアの年金融資事業を承継

国営銀行のバンク・タブガン・ネガラ(BTN)は6月30日、三井住友銀行傘下のバンク・SMBCインドネシアから年金融資ポートフォリオを正式に承継したと発表した。移管手続きは6月29日に完了した。BTNは主力の住宅ローン事業に加え、顧客のライフサイクルに合わせた金融サービスを拡充する狙いだ。

BTNのニクソン社長は、「今回の買収により、住宅所有から現役時代の資金ニーズ、そして退職後の年金管理まで一貫したサービスを提供できる」と強調した。住宅融資という核となる事業を維持しつつ、顧客との関係を長期化させる「ビヨンド・モーゲージ(住宅ローンの枠を超えたサービス)」戦略を加速させる。一方、SMBCインドネシアのヘノック社長は、年金融資事業の譲渡について、優先度の高いビジネスセグメントへ経営資源を集中させる戦略の一環であると説明した。同社は今後、SMBCグループやデジタルバンキングサービスジェニウス(Jenius)などの支援を受け、新興富裕層や中小企業、法人向けサービスを強化する方針だ。

なお、BTNは好調な業績を背景に事業拡大を進めており、2026年5月までの累計純利益は1兆8,500億ルピア(約165億円)に達している。今回のポートフォリオ移管に伴い、既存顧客の団体信用生命保険などの権利は維持され、スムーズな移行に向けた案内が各顧客へ送付される。