国鉄(KAI)は、ジャカルタ中心部の主要ターミナルであるガンビル駅の大規模改修に乗り出す。今後2年間で約1兆ルピア(約90億円)を投じ、同駅を周辺の観光名所と一体化した近代的な輸送拠点へと脱皮させる。
KAIのラシディン社長は、今回のプロジェクトが政府予算に頼らない純粋なビジネス事業であることを強調した。改修の柱は、駅に隣接する独立記念塔(モナス)との連携強化だ。駅舎をモナス側に面した構造へと変更し、利用者が「ステージ」であるモナスを眺める「テラス」のような空間を創出する。単なる移動手段を超えた「旅の体験」の提供を目指し、ホスピタリティーや観光機能の拡充を図る。利便性の面では、現在は長距離列車が中心の運用に首都圏通勤電車(KRL)を統合。より広範なネットワーク接続を実現する方針だ。
同計画は、プラボウォ大統領からの直接の指示を受けて決定した。大統領はプロジェクトの迅速な執行を求めており、KAIは早期着工に向けた準備を加速させる。歴史ある駅舎の再生により、ジャカルタの新たなランドマークとしての役割が期待される。















