国家警察の汚職撲滅軍とジャカルタ首都圏警察は7月8日、西ジャワ州ボゴール県セントゥールの住宅を家宅捜索し、隠し金庫から計約74キログラムの金塊と多額の現金を連名で押収した。今回の捜索は、軍人・警察官向け保険公社アサブリの不祥事や、スマトラ島の大規模停電を招いた石炭供給を巡る汚職、国営鉄鋼クラカタウ・スチール社に関連する贈収賄および資金洗浄事件の合同捜査の一環である。
警察当局のスハルヤント監察総監は同日、金庫の存在を認めた。公開された映像では、金庫内に金塊のほか、複数の外貨が現金で保管されている様子が確認された。これに先立ち、当局はジャカルタ市内の飲食店「カフェ・デ・クラン・シグネチャー」でも捜索を実施し、現金約600億ルピア(約5億5,800万円)を差し押さえている。
捜査はセントゥールのほか、チャトゥルビナ・スクセス・ブルサマ社やトリメガ・ラブアン・マクムール社の事務所、両替商など、計12カ所に及んだ。当局は今後、押収された資産の裏付けを進め、巨額汚職事件の全容解明を急ぐ方針だ。














