政府系投資管理機関であるダナンタラは7月8日、バリ島で同国初となる大規模な廃棄物発電(PSEL)事業の建設を開始した。総投資額は3兆ルピア(約280億円)に達する。本プロジェクトはバリ島の廃棄物集積地における広域処理の第1号案件と位置付けられている。
建設地はバリ州デンパサール南部のプドゥンガン村で、事業主体はヌサンタラ・バリ・ニュー・エナジー社が務める。最新の移動火格子式焼却炉と多層的な大気汚染防止システム(APCS)を採用し、1日あたり1,500トンの廃棄物を処理する能力を持つ。稼働開始は2028年上半期を予定しており、約1,200人の雇用を創出する見込みだ。
式典に出席したズルキフリ食料担当調整相は「複雑な規制を簡素化したことで、長年の懸案だったゴミ問題の解決が前進した」と述べた。ダナンタラの最高経営責任者(CEO)であるロスラニ氏は、プラボウォ大統領の指示を受け、次世代に環境負荷を遺さないための重要施策であると強調した。あわせて国営電力PT PLN(ペルセロ)との電力購入契約も締結され、事業の長期的な継続性が確保された。














