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跳ね回る鹿の伝説?ディエン高原が誇る不思議な火口の秘密

ジャワ・トゥンガのディエン高原に位置するカワ・シキダンは、活発な地熱活動を間近で観察できる大自然の実験室である。地底から響く轟音とともに、絶えず硫黄の蒸気と熱い泥が噴き出す光景は、まさに圧巻の一言に尽きる。

この火口の名である「シキダン」は、ジャワ語で「鹿(Kidang)」を意味している。地元に伝わる民話によれば、この一帯を好んで跳ね回っていた一匹の鹿に由来するという。しかし科学的な視点から見ても、地熱活動の影響で蒸気や泥の噴出場所が次々と「移動する」性質を持つため、この名は火口の特性を的確に表していると言える。

最大の見どころは、地割れから立ち上る硫黄の煙と、鉱物の成分によって青緑から黄色へと色が変化する熱泥の池である。さらに、熱い蒸気を吹き出す噴気孔や、硫黄ガスを放つ硫気孔といった特異な地質現象も観察可能である。

アクセスも非常に良好で、ウォノソボの街から自家用車や公共交通機関を利用して簡単に辿り着くことができる。地球の息吹をダイナミックに感じられるこの場所へ、ぜひ足を運んでみてほしい。

もうひとネタ!
バンジャルネガラ県バトゥール郡のディエン・クロン村にあるこの地への入場料は、平日が30,000ルピア、週末や祝日が35,000ルピアとなっている。