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鳥の羽から豚の牙まで。パプアの奥地に息づくアスマット族の装束

パプアに住むアスマット族は高度な木彫り芸術で知られているが、彼らの伝統衣装もまた非常に魅力的である。衣服の素材がすべて自然界から得られているのが特徴で、彼らにとって衣服とは自然との深い結びつきを体現するものであり、デザインもまた自然から強いインスピレーションを受けている。

男性の衣装は男らしさの象徴である鳥や動物を模しており、女性の胸当てやスカートはサゴヤシの葉を編んで作られ、ヒクイドリの美しさを表現している。また、彼らの装いには数々の装飾品が欠かせない。男性は豚の牙などで作られた鼻飾りをつけ、男らしさを示すと同時に敵を威嚇する役割を果たす。貝殻や犬の歯から作られた首飾りは、男女ともに愛用されるものである。さらに「エッセ」と呼ばれる網袋は、日常の運搬道具としてだけでなく、儀式の際には地域の繁栄を保証する者の象徴となる。

儀式において、彼らは赤(粘土と水)と白(砕いた貝殻)のボディペイントを施し、人生を生き抜く闘志を表現する。しかし近代化の影響により、現在これらの衣装を身につけるのは奥地に住む人々のみになりつつある。

もうひとネタ!
衣服と同様に彫刻にも自然への敬意が込められている。近代化で失われつつある彼らの文化だが、自然と共生するその姿勢は現代にこそ必要な知恵である。